ベンツが低公害のディーゼル車発売

メルセデス・ベンツ日本が発売した低燃費のＳＵＶ「ＭＬ　３５０　ブルーテック　４ＭＡＴＩＣ」

　メルセデス・ベンツ日本は３１日、低燃費で排ガス浄化性能が高いクリーンディーゼルエンジンを搭載した、スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「ＭＬ　３５０　ブルーテック　４ＭＡＴＩＣ」を発売した。価格は８１４万円。

　排気量３０００ＣＣのターボエンジンを採用し、燃費は１リットル当たり９・４キロ。尿素水溶液やフィルターを利用した排ガス処理装置と組み合わせ、窒素酸化物や粒子状物質を削減、日本国内の強化された新排ガス規制に適合した。
　クリーンディーゼル車は欧州を中心に人気があるが、日本では普及が進んでいない。この日記者会見した同社の上野金太郎副社長は「すべてのモデルでクリーンディーゼル車の導入を検討している」と述べた。