今年は笑顔で!F1開催を前にスタンド改修

[ 2008年10月6日 19:29 ]

 富士スピードウェイ(静岡県小山町)は6日、今月10日から開催するF1日本グランプリを前に、改修した仮設スタンドや場内通路など場内の準備状況を報道陣に公開した。

 同社は昨年9月、30年ぶりにF1日本グランプリを開催したが、会場への唯一の交通手段だったシャトルバスの大渋滞で、観客が最大で五時間以上にわたり場内に足止めされるなどしたため苦情が殺到。一部の観客が慰謝料などを求めて東京地裁に提訴した。

 同社は、昨年レースの一部が見えず払い戻しの発生した仮設スタンドについて、角度などを変えてレースを見ることができるよう工夫したことを説明した。

 また、昨年より幅を約1・5倍に拡張した歩行者通路や、アスファルトで完全舗装したバス乗降場などを公開。バス乗降場は昨年は未舗装で、雨でぬかるんだことで問題になっていた。

 同社の高瀬由紀夫F1事業本部長は「昨年を反省し、1年かけて練った対策の結果が出る。観客に笑顔で帰ってもらうため頑張ろうと決意を新たにした」と話した。

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2008年10月6日のニュース