米新車販売 15年ぶり100万台割れ

[ 2008年10月2日 06:00 ]

 調査会社オートデータが1日まとめた九月の米新車販売台数は、前年同月比26・6%減の96万4873台となり、1993年2月以来、15年7カ月ぶりに100万台の大台を割り込んだ。前年を下回るのは11カ月連続。トヨタ自動車は32・3%減で、1987年7月以来、21年2カ月ぶりの大幅な減少となった。

 日米の大手六社がそろって15―36%の2けた減。ガソリン高に加え、金融危機の深刻化による個人消費の冷え込みが直撃した。これまで比較的好調だった日本勢の落ち込みが激しかったことで、米国だけではなく、日本など世界経済へも深刻な影響が及びそうだ。
 トヨタが5カ月連続減となったほか、これまで小型車中心の車種構成で堅調を維持していたホンダも24・0%減少。日産自動車が36・8%の大幅な落ち込みとなったほか、マツダ35・6%減、三菱自動車も39・0%減だった。
 ビッグスリーは、フォード・モーターが33・7%減、クライスラーが32・8%減だったが、社員割引価格による大幅値引き販売を続けたGMは15・5%減にとどめた。日本勢の不振で、ビッグスリーのシェアは2月以来、7カ月ぶりに50%を上回る52・3%だった。(共同)

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2008年10月2日のニュース