中嶋一貴 自己最高10番手グリッド獲得

[ 2008年9月28日 06:00 ]

F1シンガポールGP予選で自己最高の10位に入った中嶋一貴の走り

 F1シンガポールGP公式予選は27日、マリーナ湾市街地コースで行われ、ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴(23)が上位10台で争うQ3(予選第3ラウンド)に初進出し、自己最高の10番手グリッドを獲得した。28日決勝での6戦ぶり入賞(8位以内)へ弾みをつけた。フェラーリのフェリペ・マッサ(27)が3戦ぶり今季5度目、通算14度目のPPを獲得した。(シンガポール・尾張正博通信員)

 初のQ3進出を果たした中嶋はチームのエンジニアから祝福された。過去7度進出したQ2はすべて敗退したが、初めて9番手で最終ラウンドに進出。「とにかくうれしい。一発の速さが課題で、ついに壁を越えられた」と満面の笑みを浮かべた。F1初のナイトレースに「深夜2時に寝て午後1時に起きています。もともと夜型なので、そんなに苦労していません」。それよりも「夜なのに蒸し暑い」ことを不安材料に挙げた。しかし、気温37度で行われた開幕戦オーストラリアGP(決勝3月16日)では自己最高6位と猛暑を克服している。次戦は日本GP(決勝10月12日)。「母国GPへ、いい流れになった」と自信をつかんだ。

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2008年9月28日のニュース