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井上尚弥が君臨するSバンタム級 日本王者の下町俊貴が5回TKOでV2「少しずつ世界に近づきたい」

[ 2024年4月13日 20:31 ]

下町俊貴
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 プロボクシング興行「LeminoBOXING フェニックスバトル113」が13日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われ、メインの日本スーパーバンタム級タイトルマッチは王者の下町俊貴(グリーンツダ)が同級1位の指名挑戦者、デカナルド闘凜生(六島ジム)を5回1分7秒、TKOで下し、2度目の防衛に成功した。

 勝利後のリングでは「このベルトがボロボロで修理に出して、2日ぐらい前に戻ってきたところ。(自分の手元へ)戻ってきて良かった。(複数回のダウンを奪ったのは)たまたま。パンチを見切られて(自分は)腰が引けていて反省が多い」と、この日も謙虚な“下町節”だった。

 下町は1メートル79の長身サウスポー。1メートル68で右構えのデカナルドにガードの上からでもワンツーを放ち、中に入ろうとするところで左ボディーを入れるなど体格差を生かしながら主導権を握った。5回は序盤に相手の左ボディーに合わせ、右アッパーをヒットしてダウンを奪った。再開後も打ち合いを挑んでくる相手に再び右アッパーで2度目のダウンを奪う。その後は連打したところでレフェリーが試合を止めた。

 下町はスーパーバンタム級の世界ランクでIBF9位、WBC14位につける。「まだまだですけど、少しずつレベルアップして世界へ近づきたい」と、やはり控えめに抱負を語る。この階級は井上尚弥(大橋)が世界主要4団体統一王者として君臨している。

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