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井上尚弥が31歳誕生日に練習公開 「黒豹」ネリ戦へ “ホワイトタイガー”でKO予告「決着は早いかも」

[ 2024年4月10日 18:01 ]

プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   井上尚弥《12回戦》ルイス・ネリ ( 2024年5月6日    東京ドーム )

<井上尚弥公開練習>シャドーボクシングする井上(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が10日、5月6日に東京ドームで行われるWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)との防衛戦に向けて横浜市内のジムで公開練習を行った。この日、31歳の誕生日を迎え「変わらず。年は関係なくパフォーマンスもすごく成長している。いいキャリアの積み方ができていると改めて感じる」と充実感を口にした。

 シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを2ラウンドずつ披露。鋭い踏み込みからキレのあるパンチを打ち込むなど状態の良さをアピール。来日中のメキシコ人パートナーとはすでに87ラウンドこなしたことを明かし「何ラウンドまでとは分からないけれど、どのパンチでも倒せる準備はしている。残り1カ月弱、もっと精度を上げてそうなるべく仕上げていくだけ」とうなづいた。

 WBC同級1位ネリは現在3連続KO勝利中。井上は攻撃面だけでなく守備面も警戒した上で「危険やリスクも大きいけれど、白熱した試合ができると思うし、以前のタパレス戦より驚く結果が期待できると思う。それはどっちに転んでも言えることなので、はらはらした試合ができると思う。決着は早いかもしれない」と早期KOへの自信を示した。

 また優等生から一転、海外メディアで「過大評価。平凡」など井上をこき下ろした本性を現した“悪童”ネリに対し「そっちが本物ですよね。この間のは何だったんですかね」と余裕の対応。「井上、アフマダリエフに勝てば引退」という相手を「志が低い」とも一蹴した。

 この日はホワイトタイガーをイメージした練習着を着用。黒地のものに白のヒョウ柄のロゴがあしらわれたもの。ネリの愛称「黒豹」に対抗したことを明かした井上は「食らいつくということ」と説明。「この試合をしっかりクリアすることができたら、夏と12月と、3試合をしっかりこなしたいと思っている。そこに向けてこの一戦も大事になると思うし、計画通りいきたいなと思う」と31歳の誓いとともに打倒ネリへの強い決意を示した。

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