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V2成功の重岡銀次朗 兄・優大の敵討ち熱望 WBC王者ジェルサエムに「必ずその時は倒せるように」

[ 2024年4月1日 14:22 ]

会見後、ポーズを決める重岡銀
Photo By スポニチ

 プロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチで2度目の防衛を果たした重岡兄弟の弟・銀次朗(24=ワタナベ)が1日、名古屋市内のホテルで一夜明け会見を行った。

 前日は代役挑戦者ジェイク・アンパロ(26=フィリピン)を左ボディー一発で仕留める2回KO勝ち。圧倒的な強さを見せた銀次朗は「試合前から選手が変わったりといろいろ大変だったが、結果的に自分の実力を出せた。一週間で仕上げてきた選手に対して絶対苦戦しちゃいけない思いはあったので、当然の結果といえば当然だと思っている」と傷一つない顔で振り返った。

 2度目の防衛を成功させた一方で素直に喜べない自分がいた。兄弟同時防衛を目指したが前夜は、兄・優大はメルビン・ジェルサエム(30=フィリピン)に12回判定で敗れWBC世界ミニマム級王座から陥落。セコンドについた銀次朗は「プロの厳しさを目の前で見た」と新王者の実力を目の当たりに。セコンドにつきながら兄に的確なアドバイスを送れなかったことを悔やんだ。

 4団体統一を目標に掲げる銀次朗にとってWBC同級新王者となったジェルサエムは避けては通れない相手。「兄ちゃんが負けたんで、今すぐリベンジできるという軽い話ではない」とした上で「まずはリベンジを確実にできるような、練習をしないといけない。ジェルサエムが世界チャンピオンでいる限り、僕はやらなければいけない。必ずその時は倒せるように準備したい」と静かに前を向いた。

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