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WBO―AP王者・保田克也 V2成功も苦笑い「顔にダメージがあるので…」

[ 2024年1月9日 21:35 ]

WBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチ12回戦  ( 2024年1月9日    東京・後楽園ホール )

2度目の防衛に成功した保田
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 「フェニックスバトル108」メインのWBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチが行われ、同級王者の保田克也(31=大橋)が挑戦者で同級11位の佐伯瑠壱斗(25=岐阜ヨコゼキ)を9回1分23秒のTKOで下し2度目の防衛に成功した。

 序盤からプレスをかけながら左右のカウンターを効果的に当て2、3回とダウンを奪うと、9回にロープ際でワンツーを浴びせ、ダメージが蓄積した佐伯を見てレフェリーが試合を止めた。保田は3戦ぶりのKO勝利に「ここ2試合判定勝利が続いていたので、今回はKOを念頭において戦っていたので素直にうれしい」と笑みを浮かべた。

 クリンチを巧みに使う佐伯に対し「やりづらかった」と感想も述べながら3回に左右のフックから左ストレートで2度目のダウンを奪った場面を振り返り「ミットで練習してきた形。そこを出せたのはよかった。これからはあそこから自分で仕掛けていけるように練習したい」と汗を拭った。

 昨年9月の初防衛戦では大橋秀行会長から「やっぱりプロボクシングはKO。最後は倒してほしかった」とハッパをかけられていた中でのKO勝利に「KOで勝つ目標は達成できた」としながら「顔にダメージがあるので100%とは言えない」と反省も忘れなかった。

 今後については「年齢も年齢なんで、世界挑戦を一番に考えたい」と話し「今年はこのベルトをもっといいものに変えられるように頑張りたい」と防衛を重ねながら世界挑戦を狙う意向を明かした。

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