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井上尚弥VS“悪童”ネリ 5月に東京開催が濃厚 大橋会長は報道認め「交渉中です」

[ 2024年1月9日 18:53 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が、元世界王者でWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)と5月に東京で対戦することで合意したと8日(日本時間9日)、米スポーツ専門局ESPNが報じた。この日、井上の所属ジム会長の大橋秀行氏は主催興行前に取材に応じ「詳しいことはまだ決まっていないが、交渉中です」と報道を認めた。

 悪童として知られるネリは18年に山中慎介とのバンタム級世界戦では体重超過により王座を剥奪。17年8月の対戦前には禁止薬物の陽性反応を示すなど、日本ボクシングコミッション(JBC)からは国内での無期限活動停止処分を受けている。

 この日、JBC関係者は「まだネリやWBC側から正式な話は来ていない」としながら「現行のルールであれば、一般的にライセンス無期限停止の場合は3年、資格取り消しの場合は5年経てば再申請が可能になる」と話し、ネリ側から要望があれば、指標となる直近の行動履歴などの提出を義務づけ、資格審査委員会で処分について再検討すると説明した。

 井上尚は22年12月にバンタム級で4団体王座統一。スーパーバンタム級に転級した昨年7月にはスティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちし、同12月にマーロン・タパレス(フィリピン)に10回KO勝利。転級わずか2戦で4団体王座を統一し、同7月に史上初の2階級4団体統一を達成したテレンス・クロフォード(米国)に続く史上2人目の快挙を成し遂げた。

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