前田日明氏「うだうだせずに海外へ…」朝倉海の今後に期待 試合前のアドバイスがズバリ的中
元格闘家で総合格闘技プロモーターの前田日明氏(64)が3日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。12月31日に開催された格闘技イベント「RIZIN.45」でバンタム級新王者に輝いた朝倉海の試合を振り返った。
前日計量でアーチュレッタが2・8キロの体重超過したため王座はく奪。海が勝てば新王者に。負ければ王座空位となることになった。その中で海は第2Rに仕留めた。今年5月に元谷を仕留めたカウンターの右ヒザ蹴りをアーチュレッタのボディーに突き刺した。悶絶しているアーチュレッタに追撃してTKO勝利。試合直後には兄・未来と抱擁した。
前田氏はロースターターの印象があったアーチュレッタが計量失敗の影響で1Rから早期決着を狙ってきて、肝を冷やす場面もあったが「海の反応が凄く良くなっていた。動きが一皮も二皮もむけましたね」と称賛した。
しかし試合中に海のパンチの攻防が雑になっていたという。「“倒してやろう”という気持ちが出すぎて、バカ正直な打撃を読まれて細かい打撃をもらってしまう場面があった」と説明した。
そして昨年7月にアーチュレッタとの対戦が決まった時点で膝蹴りがキーポイントになると思い、海へいろいろとアドバイスしていたと明かした。「ズバリと当たってTKO勝利になりましたね」と話した。
さらに海へ体づくりや神経系のトレーニングについてアドバイスしていたという。「それも効果が出てきましたね。まだパワーについてはこれからみたいなんですけど、海はバージョンアップすると思います」と言及した。
最後に「これでRIZINの王者になったので、うだうだせずに海外のメジャータイトルを目指して頑張ってほしいですね」と世界トップクラスとの対戦を期待した。