井岡一翔＆ペレスが調印式　井岡は井上尚弥の2階級4団体統一を祝福「素晴らしいこと」

プロボクシング　WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ （ 2023年12月31日    東京・大田区総合体育館 ）

＜井岡VSペレス調印式＞調印式を終えペレス（右）とにらみ合う井岡（撮影・島崎忠彦）
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　プロボクシング世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔（34＝志成）と、挑戦者でWBA同級6位ホスベル・ペレス（28＝ベネズエラ）の公開調印式とフェースオフイベントが29日、東京・渋谷のAbema　Towersで行われた。

　両陣営は契約書にサインし、互いに試合成立を確認。グローブチェックも行われ、井岡がえんじ色のウイニング製、ペレスは青色のメキシコ・レイジェス製のものを使用することも決まり、この日初対面となった両者はフェースオフで約15秒間にらみあった。

　12度目の大みそか決戦に臨む井岡は「チャンピオンとして防衛戦となる大事な一戦なので、これまで多く世界戦を戦ってきたが一戦一戦が大事。この試合が通過点かどうかは分からないが、大事な試合だと思ってこの試合に準備してきたので、必ずいい結果を残したい」と意気込んだ。

　また、26日に世界スーパーバンタム級で4団体王座統一を成し遂げた井上尚弥（30＝大橋）についても言及。

　世界戦勝利数も井岡と並ぶ日本人最多タイの21となり、「素直にとても素晴らしいことだし、できることではない。だからこそ今までいなかった2階級で4団体統一をすることは素晴らしいことだと思います」としながら「世界戦勝利数は並ばれたことも何も気にしていない。自分は一戦一戦やるだけですし、リングでやることは変わらない。結果として勝利すれば勝利数もまた一つ増える。記録にとらわれず気にせずやることをこなして勝利を味わいたい。記録に執着する気持ちはない」と淡々と話した。

　試合はABEMAで無料生配信される。