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西田凌佑がIBF世界バンタム級王座への挑戦権獲得 3月に結婚した沙捺夫人の激励に応える

[ 2023年8月11日 21:06 ]

IBF世界バンタム級挑戦者決定戦を制した西田凌佑(左)と沙捺夫人
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 ボクシングイベント「3150FIGHT vol.6」が11日、エディオンアリーナ大阪で行われた。第7試合のIBF世界バンタム級挑戦者決定戦は同級5位の西田凌佑(27=六島)が判定3―0(118―110、117―111、116―112)でクリスチャン・メディーナ・ヒメネス(23=メキシコ)を下し、世界初挑戦への権利を得た。「勝って世界への挑戦権を獲得できたのはうれしい。けど世界を獲らないと喜べない」と表情を引き締めた。

 立ち上がりはいきなりの右や左ボディーをもらう場面が何度かあった。中盤以降は左カウンターを要所で当てて相手を懐に入れさせず、着実にポイントを重ねた。「相手は世界ランカーで、想像通りに体もパンチも強かった。(世界を獲るには)もっとスピードもパワーも必要」と一層の精進を誓った。

 試合後の会見には、3月に結婚した沙捺夫人(27)が同席した。近大ボクシング部で全日本女子を3連覇した同期。食事に加え、心理面でもサポートを受け“内助の功”で世界初挑戦への道を開いた西田は「練習で調子が上がらない時にも相談にのってもらう。大切な存在です」と感謝した。

 沙捺さんはリングサイドでも経験者らしく的確なアドバイスを発している。世界戦ではセコンドが1人増員可能で、その要員に、というプランが浮上しているものの「私は観客席で…」と恐縮しきりだった。

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