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内山高志氏 寺地拳四朗の相手は元世界4階級王者に激似!?「日本人にはない柔軟なアッパーを打つ」

[ 2023年4月7日 18:55 ]

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(43)が7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。8日に有明アリーナで開催されるWBC&WBA統一王者の寺地拳四朗(31=BMB)の防衛戦について言及した。

 寺地は当初、3団体統一戦でWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)と対戦予定だった。しかしジョナサンの病気によってWBA同級4位アンソニー・オラスクアガ(24=米国)との防衛戦が決定した。

 アンソニーは5戦全勝のオーソドックスファイター。アマチュアでも24戦23勝1敗と戦績を残している。内山氏は、アンソニーの映像を見て、動きが元世界4階級王者のローマン・ゴンサレスに似ているという。「アンソニーは強いですね。動きがロマゴンですね。ストレートからアッパーのダブルや連打、アッパーからストレートとかをスムーズに出すので、あれは日本人では出せない柔軟なアッパー。パンチ力もあって、ロマゴンと凄く似た打ち方をする」とガードも堅くて、寺地にとっては戦いづらい相手だと語った。

 寺地についても「最近、接近戦が強くなってきた。でもとにかくアウトボクシングが上手い。今の軽量級で拳四朗とアウトボクシング対決したらなかなか勝てる選手はいない。それぐらい凄くて上手い選手」と称えた。さらに「パンチ力があるんですよ。ジャブ含めてストレート系のパンチが硬くて威力あるんですよ。一発当たればアンソニーを倒すと思うし、逆にアンソニーが一発当てれば拳四朗も危ないと思う」とどちらも一発のパンチが当たれば、倒れる可能性があると言及した。

 「このような相手に王者がどのような戦い方をするのか。拳四朗の圧勝とはならないと思うし、面白い試合に。拳四朗はここを攻略したら、もっと強くなると思う」と楽しみにした。

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