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日本プロスポーツ大賞受賞の井上尚弥が23年の誓い「国民が熱狂できる試合を」

[ 2023年3月2日 18:12 ]

<日本プロスポーツ大賞>岸田首相から内閣総理大臣杯を受けとる井上尚弥(右)(撮影・篠原岳夫)
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 第52回日本プロスポーツ大賞の受賞式典が2日、都内のホテルで開かれ、プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が大賞を受賞した。プロボクシング界からの大賞受賞は史上4人目。式典では岸田文雄首相から内閣総理大臣杯を授与され、副賞として三菱自動車から「アウトランダーPHEV」、全日空から国内線ペア往復航空券、JA福島からは福島県産フルーツやブランド米「福、笑い」1年分などが贈られた。

 井上は「数ある日本のプロスポーツ、選手の中から、このような受賞させていただき、大変光栄に思います。ここ数年、コロナの影響で無観客試合や大会の中止が続きますが、最近ようやく、かつての熱気を取り戻しつつあると思います」とあいさつ。「昨年は3団体統一戦と4団体統一戦の2試合を行い、勝つことができ、ファンのみなさまにリング上で素晴らしい景色を見させていただきました。今年は階級を上げ、さらなる挑戦となりますが、ボクサーとして、日本プロスポーツ界を引っ張っていく一人として、国民の皆さまが熱狂できる試合を見せられるよう、よりトレーニングに励んでいきます」と23年のさらなる活躍を約束した。

 井上は今年1月にバンタム級(制限体重53・5キロ)全4王座を返上し、1階級上のスーパーバンタム級(同55・3キロ)転向を表明。5月にWBC&WBO統一世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦が内定しており、近日中に発表される。前日1日までは静岡県内で3日間のフィジカル強化合宿を行っていた。

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2023年3月2日のニュース