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井上尚弥返上のWBCバンタム級王座、元王者ドネアとサンティアゴの決定戦が承認

[ 2023年2月17日 09:27 ]

バンタム級世界3団体王座統一戦で井上尚弥(右)と戦ったノニト・ドネア(左)(2022年6月7日撮影)
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 プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が返上したベルトのうちWBC(世界ボクシング評議会)王座について、元王者で同級1位のノニト・ドネア(40=フィリピン)と同級4位アレクサンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)による王座決定戦をWBCが承認したと米専門サイトのボクシングシーン・ドットコムが16日、報じた。WBCのマウリシオ・スレイマン会長が、米スポーツ専門局ESPNのスペイン語版ESPNノックアウトのインタビューで明かしていた。決定戦の日時と場所は未定だが、今年前半にプレミアボクシングチャンピオンズ(PBC)の興行で開催される可能性が高いという。WBCは当初、ジェイソン・モロニー(32=オーストラリア)とドネアによる王座決定戦を指示していたが、モロニー側が辞退していた。

 井上尚弥が返上した4王座のうち、WBA(世界ボクシング協会)王座は弟の同級2位・井上拓真(27=大橋)と同級3位リボリオ・ソリス(40=ベネズエラ)が4月8日に東京・有明アリーナで王座決定戦を行う。IBF(国際ボクシング連盟)王座は同級1位ビンセント・アストロラビオ(25=フィリピン)と同級2位エマヌエル・ロドリゲス(30=プエルトリコ)に王座決定戦の指令が出ている。モロニーはランキング1位のWBO(世界ボクシング機構)王座を狙うとみられており、2位がアストロラビオ、3位がロドリゲスのため、4位のレイマート・ガバリョ(26=フィリピン)が最上位候補だが、ガバリョは3位のWBCで2位ナワポーン・ソールンビサイ(31=タイ)との挑戦者決定戦が承認されている。ガバリョがWBC王座へ向かう場合、モロニーの相手はWBO6位のメルビン・ロペス(25=ニカラグア)が最有力となる。

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2023年2月17日のニュース