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入江聖奈がアジア選手権決勝で敗れる 最後の国際大会飾れず フライ級の木下鈴花が日本女子初優勝

[ 2022年11月11日 21:04 ]

ボクシング・アジア選手権第10日 ( 2022年11月11日    ヨルダン・アンマン )

 アジア選手権で決勝に進んだ入江聖奈(右から2人目)と木下鈴花(同4人目)=9日、アンマン(日本ボクシング連盟提供)
Photo By 共同

 女子各階級の決勝が行われ、フェザー級は東京五輪金メダリストの入江聖奈(日体大)が今年の世界選手権同級銅メダルのカリーナ・イブラヒモワ(カザフスタン)に1―3で敗れ、準優勝に終わった。リーチの長いサウスポー相手に得意のジャブが出せず、1回は相手の右ジャブやカウンターの左を浴びるなど0―5。2回には右ストレートがヒットし始めたものの、ホールディングで痛い減点1を喫した。3回は逃げる相手をボディーやワンツーで圧倒し、終盤にはスタンディングダウンも奪ったが、このラウンドを10―8と採点したジャッジが28―27で入江優勢とした以外は、3人が27―29でイブラヒモワ、1人が28―28のドロー。大学卒業後の競技引退を表明している入江にとっては今回が最後の国際大会だった。

 フライ級では木下鈴花(日体大)がミナクシ(インド)を4―1で破って優勝。日本女子として初のアジア選手権制覇となった。ライトフライ級では東京五輪フライ級銅メダリストの並木月海(自衛隊)がグエン・ティ・タム(ベトナム)に2―3で敗れて準優勝。ライトウエルター級の鬼頭茉衣(中京大大学院)も世界選手権銅メダルのパルビーン・ホッダ(インド)に0―5で敗れた。ミニマム級の加藤光(東洋大)は負傷のため決勝を棄権した。

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