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武尊 パニック障害、うつ病を公表し休養 ネットねぎらいの声「頑張り過ぎ」「試合をやり遂げた事が凄い」

[ 2022年6月27日 17:30 ]

涙をこらえ、会見する武尊
Photo By スポニチ

 今月19日に東京ドームで開催された格闘技イベント「THE MATCH2022」でRISE王者の那須川天心(23=TARGET/Cygames)に判定で敗れたK―1王者の武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)が27日、東京都内のホテルで会見し、休養を表明した。

 戦い続けてきたダメージは体に蓄積され、これまで公表してこなかったものも含め、まさに満身創痍(そうい)。心身ともにリフレッシュな状態に戻すことが目的の「積極的休養」を選択した。そしてケガだけではなく、パニック障害とうつ病と診断されていたことも告白。武尊は「いまの格闘家としての人生じゃなくて、これからの人生を考えた時に、まずは一旦これを治さないとこのあとの人生が壊れてしまうなと思った」と現在の心境を語った。

 武尊の休養にネット上では、「発表が休養だったみたいで安心」「しっかり休んでください」「心身共に一回ゆっくり癒やしてください」「包み隠さず堂々と話せるのは尊敬」「うつ病とパニック障害と付き合いながらやってたってすごいな」「また次の舞台も応援します!」「頑張り過ぎです」「人は見た目じゃわからないけど、是非精神的にも元気になって戻ってきてほしい」「やっぱりメンタル的にも体力的にもきつかったんだね」「結果より試合をやり遂げた事が凄い」「なんか違和感あったけどそういうことだったか」などの声が寄せられていた。

 鳥取県米子市出身の武尊は2011年9月にプロデビュー。13年5月にKrush58キロ級王者となった。15年4月にK―1ワールドGPスーパーバンタム級王座を獲得すると、16年11月にフェザー級王座、18年3月にスーパーフェザー級王座を獲得し、史上初の3階級制覇を達成するなどエースとしてK―1をけん引してきた。

 那須川との“世紀の一戦”では1回にダウンを奪われ、0―5で判定負け。8年越しで実現した夢の舞台、集大成と位置付けた一戦で約10年ぶりの2敗目を喫した。試合前には、負けたら引退することを示唆する発言を繰り返していたが、試合から4日後の23日には自身のSNSで「たくさんの人が一緒に泣いてくれて生きる希望を貰いました」と、自分の想像とは違う反響に心境の変化があったことを明かし、「心と体を治してまた前を向いて進みます」と記していた。

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2022年6月27日のニュース