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ZERO1大谷晋二郎 「記念大会」で救急搬送 ジャーマンで後頭部を叩きつけられ動けず…頚椎損傷か

[ 2022年4月11日 05:30 ]

リング上で意識を失い、救急隊員に搬送される大谷(読者提供)
Photo By 提供写真

 プロレス団体「ZERO1」の大谷晋二郎(49)が10日、東京・両国国技館で行われた「20周年&21周年記念大会」で負傷し、救急搬送された。大谷はメインで杉浦貴(51)の持つ世界へビー級のベルトに挑戦。15分過ぎ、相手の投げっ放しジャーマンで後頭部をコーナーに叩きつけられ、そのまま動けなくなった。

 大会関係者によると、大谷は小声で「動けない」と言ったことから、危険と判断。試合はレフェリーストップで、杉浦が勝利した。

 大谷はリングで仰向けのまま動けなくなった。大勢のファンが観客席で心配そうに見守る中、駆け付けた救急隊から手を握ったり開いたりできるか問われたが、できる状態ではなかった。

 酸素マスクを装着してストレッチャーで搬送され、都内の病院へ。関係者は「試合直後は意識があって話はできたが、だんだん話の中身がかみ合わなくなってしゃべることができなくなった」と心配そうに話した。頚髄(けいずい)損傷の可能性もあるが「病院に行って(精密検査をして)みないと分からない。万が一ということもある。一分一秒を争う」と語った。

 大谷は、昨年9月の試合中に左前腕両骨骨折で長期離脱。今月リングに復帰したばかりだった。自身のツイッターでは記念興行に向けて「今現在のZERO1をぜひ橋本さんに見ていただきたいと思います」と、団体創設者の故橋本真也さん(享年40)への思いを投稿。この日も「いよいよ本日。魂のコンディション万全!!」と気合が入っていた。

 ◇大谷 晋二郎(おおたに・しんじろう)1972年(昭47)7月21日生まれ、山口県出身の49歳。92年に新日本プロレスに入門。同6月、天山広吉戦でデビュー。ジュニアヘビー級の中心選手として活躍し、97年に第5代ジュニア7冠王座獲得。01年ZERO1旗揚げに参加。得意技はドラゴンスープレックス、スパイラルボム、顔面ウオッシュ。1メートル81、97キロ。

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