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ボクシング力石は4回終了TKO勝ち 亀田興毅会長が100万円で公募した相手ガスカを粉砕も内容には不満

[ 2021年12月16日 20:57 ]

ガスカ(右)にTKO勝利した力石政法
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29=緑)の実弟で、東洋太平洋ライト級8位、日本スーパーフェザー級6位の力石政法(27=緑)が16日、メルパルク大阪で63キロ契約8回戦に出場し、元東洋太平洋スーパーバンタム級王者ロリ・ガスカ(32=陽光アダチ)に4回終了TKOで勝利した。

 身長とリーチで優勢なサウスポーの力石が、突っ込んで左右を振り回す相手をさばく展開。3回は右フックでダウンを奪い、再開後もワンツーをヒットさせるなど優勢に進めた。さらに左右ボディーを効かせた4回終了後にガスカ側が棄権を申し出た。勝利後のリングで力石は「勝ったけど勝負は微妙ですね。相手はディフェンスがクネクネして、うまかった。(100点満点で)20~30点ぐらい。(棄権した)相手がピンピンしていたので」と悔しげな表情も見せた。

 「3150(サイコー)ファイトクラブ」の亀田興毅会長(35)が“会長デビュー戦”と位置づける興行「3150ファイト vol.1」のメインカード。その実施には曲折があった。新型コロナウイルスの“オミクロン余波”により当初対戦予定したフィリピン選手が来日できなくなり、本番2週間前に亀田会長が急きょ力石の対戦相手をファイトマネー100万円で公募。それに応じたガスカ陣営との話し合いで契約体重は当初の60キロから63キロに変更された。

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2021年12月16日のニュース