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アジア3冠王者・福永亮次「勝ったら“世界”という言葉を…」 2日に梶颯と世界前哨戦

[ 2021年10月1日 16:36 ]

<東洋太平洋&WBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級タイトルマッチ>前日計量をクリアした3冠王者・福永亮次(左)と挑戦者の梶颯(帝拳ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングの東洋太平洋&WBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級タイトルマッチ(2日、後楽園ホール)の前日計量が1日、東京都内で行われ、3冠王者・福永亮次(35=角海老宝石)はリミットの52.1キロ、挑戦者の梶颯(24=帝拳)は100グラムアンダーの52.0キロでパスした。

 3冠王者の福永にとっては、東洋太平洋王座初、WBOアジアパシフィック王座3度目、日本王座3度目の防衛戦。計量後にオンラインで取材に応じ、「梶選手に勝ったら“世界”という言葉を出していいかなと思っている」と気合を入れた。

 プロ戦績は18戦14勝4敗で、勝利はすべてKO勝ちというハードパンチャー。16年には全日本新人王に輝いたが、実は15年にも新人王予選に出場し、東日本の準決勝で敗退。その年に新人王を獲得したのが梶だった。

 福永は「当時から強い選手だとは思ったけど、対戦相手として意識したことはなかった」と振り返る。昨年2月にWBOアジアパシフィック王座、12月に東洋太平洋&日本王座を獲得。ベルトが増えたことで目標が明確になった。現在は世界ランキングでもWBO7位、IBF8位にランクされ、世界初挑戦も視野に入っている。

 デビューから15連勝中の梶については「回転力の速く、詰めた時の仕留め方がうまい」と警戒。この試合を目標とする世界挑戦へ「越えんとあかんハードル」と位置付けており、「相手がどう出てきたも対応できる練習はしてきたので、最終的に倒せれば」と意気込みを語った。

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2021年10月1日のニュース