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“和製パッキャオ”福永亮次が防衛成功!藤井貴博に8回TKO勝ち

[ 2021年6月21日 22:06 ]

<WBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級タイトルマッチ>藤井貴博(左)に右アッパーを浴びせる福永亮次
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、統一王者・福永亮次(34=角海老宝石)が挑戦者の藤井貴博(32=金子)を8回1分19秒TKOで下し、WBOアジアパシフィック2度目、日本王座2度目の防衛に成功した。

 序盤からプレスをかけ続け、主導権を握った。右フック、左右のボディー、左ストレートを効果的にヒットさせる。8回、左ストレートをカウンター気味に合わせ、大きくふらついた藤井を最後はワンツーで仕留めた。

 ここまで14勝は全てKO勝ち(4敗)。福永は「いつもは相手の目を見れば、効いているかどうか分かるのに全然分からなくて…。倒せへんかもって不安もあったので、倒せて勝ててホッとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 サウスポーで、そのファイトスタイルと容姿から“和製パッキャオ”の異名を持つ。昨年2月にWBOアジアパシフィック王座を獲得。同12月には日本王者・中川健太(三迫)を10回TKOで下し、空位の東洋太平洋王座も手に入れ、“3冠”王者となった。現在はIBF8位、WBC、WBO14位と世界ランキングにも入っている。

 今回は保持する3本のベルトのうち、2本をかけた闘いだったが、陣営によると、次戦は3冠戦を計画中。福永は「まずは日本の強い人に勝ってから上(世界)を目指したい」と話した。

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2021年6月21日のニュース