プロボクシング　2月から医療機関で前日計量等を実施　JBC＆JPBAが牧田総合病院を視察

新たに計量などの会場として利用する牧田総合病院「くすのきホール」を視察するJBCとJPBAの関係者
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　日本ボクシングコミッション（JBC）と日本プロボクシング協会（JPBA）は29日、新たに前日計量やメディカルチェック、PCR検査等の会場として使用する牧田総合病院（東京都大田区）を視察した。これまで都内で行われる興行の前日計量等はJBC事務局（東京都文京区）で行われていたが、PCR検査で新型コロナウイルス陽性となった場合には、医療機関で再検査した上で保健所に報告しなければならないなど対応に遅れが生じていた。

　この日の視察した同病院は同じ大田区内から移転し、来月9日にオープン予定。約200人収容の多目的ホール「くすのきホール」を計量等の会場として利用する。同病院には5つの手術室があり、救急医療体制も整っていることから興行時の緊急受け入れ先も引き受ける。

　JBCの安河内剛事務局長は「我々としても医療現場に負担をかけたくはないが、プロとしての経済活動（興行）を停止することのダメージは極めて深刻。同病院に手を差し伸べていただき、施設を使用させていただくことにした」と話した。

　2月以降の興行で使用するが、「くすのきホール」がワクチン接種会場などの利用されるなど状況が変化した場合は改めて対応を検討するという。