×

東洋大が大学日本一!東京五輪予選フェザー級代表・堤駿斗がMVPに

[ 2019年12月26日 19:00 ]

<全日本大学ボクシング王座決定戦 東洋大・大商大>大商大・山原(左)を攻める東洋大・堤駿斗(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 アマチュアボクシングの第73回全日本大学王座決定戦は26日、東京・墨田区総合体育館で行われ、関東代表の東洋大が関西代表の大商大を11―0で破り、初優勝を飾った。ライトフライ級からミドル級までの計11試合(フライ、バンタム、ライト、ライトウエルター級各2試合)でRSC勝ち4試合を含む11戦全勝と圧倒。最優秀選手にはライト級で3回1分47秒RSC勝ちした東洋大の東京五輪予選フェザー級代表・堤駿斗(2年=千葉・習志野高出)が選ばれた。

 大商大の山原武人(2年=大阪・興国高出)と対戦した堤は3回、右ストレートと返しの左フックを効かせてスタンディングダウンを2度奪い、RSC勝ち。来年2月に東京五輪出場を懸けて挑むアジア・オセアニア予選(中国・武漢)のフェザー級よりも1階級上での試合で、「まずはケガをしないこと」を意識したという。1、2回は得意のジャブを主体に展開を支配したが、「会場が沸いていなかったので、3回は倒しにいった」と明かした。減量が必要なかったためギアを上げるスタミナも残っており、「いいコンディションで3ラウンド目のような戦い方ができた」と振り返った。

 最上級生で、卒業後はプロ転向が見込まれるライト級の木村蓮太朗(4年=静岡・飛龍高出)のアマチュア最後の試合を優勝で飾りたかったという。堤の1つ前の試合に登場した木村もRSC勝ちを収めて技能賞を獲得。「花を持たせたかった。高校1年ぐらいから仲が良くて、大好きな先輩なので」と顔をほころばせた。自身は五輪予選へ向け、年明け3日からカザフスタン合宿へ出発。「19年は山あり谷ありだったけど、20年は挫折なんかしてられない。最高の1年にするため1月1日から気持ちを高めて、東京五輪では金メダルを獲ります」と宣言した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月26日のニュース