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勅使河原弘 Sバンタム級での初戦 階級上げ「パワーが出せる。自分で自分が楽しみ」

[ 2018年10月10日 16:46 ]

スーパーバンタム級でベルトを狙う勅使河原弘晶(撮影・中出 健太郎)
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 ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ(11日、後楽園ホール)の前日計量が10日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級5位の勅使河原弘晶(28=輪島スポーツ)はリミットの55・3キロ、同級9位のグレン・サミンギット(29=フィリピン)は300グラムアンダーの55・0キロでパスした。WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上した勅使河原は21戦17勝(10KO)2敗2分け、元フィリピン王者のサミンギットは24戦21勝(11KO)3敗。

 勅使河原はスーパーバンタム級に階級を上げての初戦。これまでの試合前は減量のため食事を減らし、筋肉も落としていたが、「筋肉量が変わって、ナチュラルな状態で仕上げたのでパワーが出せる。自分で自分が楽しみ」と自信をみなぎらせた。元3階級制覇王者・長谷川穂積氏が神戸に開いたフィットネスジムへ出向き、体幹トレーニングを教わってから「かなり体の軸が安定して、バランスが良くなった」と実感。今回はフィリピンでスパーリング合宿と同時に山の斜面を使った走り込みも行った。サミンギットを「パンチはメチャクチャある」と警戒しながらも、「何が何でも倒して勝ちます」と宣言した。

 元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏や元日本同級王者・大森将平のスパーリングパートナーを務めたこともあるサミンギットは、ファイタータイプのサウスポー。「得意なのは左ストレート」と明かし、「勅使河原の印象?いいんじゃないか。自信はもちろんある」と話した。

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2018年10月10日のニュース