尾川堅一 6カ月出場停止処分で謝罪「許してもらえるならまたリングに立ちたい」
ボクシングの帝拳ジムは19日、尾川堅一(30)がドーピング検査で陽性反応を示した問題で、昨年12月9日に米ネバダ州ラスベガスで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦が無効試合となり、尾川に6カ月間の出場停止などの処分が課せられたことを発表した。
尾川は同王座決定戦でテビン・ファーマー(米国)に2―1で判定勝ち。日本人として36年ぶりに米国で世界王座を獲得したが、試合前のドーピング検査で陽性反応を示し、試合を管理するネバダ州コミッションが調査していた。試合は無効となり、尾川には試合日から6カ月間の出場停止、ファイトマネーの20%返金という処分が下った。本来なら12カ月の出場停止だが、調査に全面協力したこと、試合当日は陰性だったことが考慮され、期間が6カ月に短縮、返金も30%から20%に減額されたという。
帝拳ジムの浜田剛史代表らと会見に臨んだ尾川は「プロ選手としての自覚が足りず、ボクシングファンの方々、ボクシング関係者の皆様に大変へ迷惑をかけ、申し訳ありません」と謝罪。「しっかり反省して、許してもらえるなら、またリングに立ちたい気持ちはある」と再起へ前向き。出場停止に関してはネバタ州以外での制約はないが、今後について浜田代表は「JBC、IBFからの指示を待ちたい」とした。
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