×

村田諒太 走り込みキャンプ打ち上げ「成長感じた ボクシングでも自信になってくれれば」

[ 2018年1月18日 16:58 ]

沖縄での走り込みキャンプを終えて帰京した(左から)尾川堅一、村田諒太、粟生隆寛
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が18日、IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(29=同)、元2階級制覇王者・粟生隆寛(33=同)と沖縄・国頭村で行っていた9日間の走り込みキャンプを打ち上げ、羽田空港着の航空機で帰京した。

 朝のクロスカントリー走だけで合計100キロ以上、さらにインターバルトレや坂道ダッシュなどで下半身や心肺機能を強化。村田は「良かった。疲れて足が動かない中でも、フォームが悪くなっても、インターバル走でタイムが悪くならなかった。成長を感じたし、ボクシングでもそういうところが自信になってくれれば」と振り返り、「(練習できなかった年末年始の)さびを落とすどころか、さびは落ちて中身がちょろっと出てきた感じ」と話して笑いを誘った。

 17日朝には山奥のクロスカントリーコースへ向かう途中で、車の中から今まで見たことがない鳥を目撃したという。国頭村は天然記念物ヤンバルクイナが生息する地域に含まれる。野生では目にするのも難しいとされる珍鳥だが、村田は「関東にはいない鳥。ヤンバルクイナと思うんですけどね」と首をひねった。19日からは疲れを抜きながらジムワークを再開する予定。4月に計画する初防衛戦へ向けて2次キャンプを行う可能性もあり、「もう1回キャンプをやると思う。体力を落とさないように、オーバーワークにならないようにコントロールして、あるようならキャンプに備えたい」と話した。

 一方、昨年12月に米ラスベガスで世界王者となってから初のキャンプを終えた尾川は「きれいにさびは落ちた」と答えた。クロカン走では村田に周回遅れにされる場面もあり、村田から「逆にさびた疑惑」と突っ込まれたが、「村田さんが速い、凄いのは分かった。お尻は見えている。あとは抜くだけ」と平然としたもの。「一緒にやらせてもらって、いろいろと分かった部分はある。自分なりの収穫はあった」と自信ありげに語った。

続きを表示

2018年1月18日のニュース