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山中、神戸で初防衛戦 震災3カ月後に誕生“恩返し”誓う

[ 2018年1月18日 05:30 ]

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・山中竜也《12回戦》同級4位モイセス・カジェロス ( 2018年3月18日    神戸市ポートピアホテル )

初防衛戦が3月に決まり、気合いを入れるWBO世界ミニマム級王者の山中竜也
Photo By スポニチ

 世界王者・山中竜也(22=真正)の初防衛戦が3月18日に神戸市のポートピアホテルで開催されることが17日、真正ジムから発表された。阪神大震災から3カ月後に生まれた王者は、市内の震災復興記念公園で体づくりを開始した。

 23年前の「1・17」。山中は大阪府堺市にいた母・理恵さんのおなかの中で揺れに見舞われた。「大変な時に生まれたんだなと思う」。産声を上げたのは3カ月後の4月11日。神戸に育てられた王者が特別な日に一歩を踏み出すのは当然の流れだった。

 「神戸で防衛戦ができてうれしい。KO?とりあえず勝ちたい」。王座を奪取した昨年8月の福原辰弥戦で、不意のバッティングを受け左眼窩(がんか)底を骨折。手術後、リングに上がれない1カ月間で、体幹を徹底的に鍛えた。「パンチをしっかり打てるようになった」。モイセス・カジェロス(28=メキシコ)攻略の青写真は、これからゆっくり描く。

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2018年1月18日のニュース