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ロマチェンコ サリドとの再戦に興味なし「交渉にうんざり」「負けは気にしない」

[ 2017年12月27日 13:28 ]

ワシル・ロマチェンコ (AP)
Photo By AP

 ワシル・ロマチェンコ(29)を全階級を通じて最強の王者と考える人々は多いことだろう。アマチュア時代は五輪で北京、ロンドンと2大会連続で金メダルを獲得。プロ転向後も史上最短タイとなる3戦目で世界王座に就くと、7戦目には史上最短での2階級制覇を達成した。

 スーパーフェザー級では無敵で、ここまでの防衛戦ではすべての対戦相手を棄権に追い込む圧倒的な強さを見せている。しかし、プロでの戦績を見ると11戦10勝(8KO)1敗。2戦目に行われたオルランド・サリド(37)とのWBO世界フェザー級タイトルマッチで判定負けを喫しているのだ。

 以前はリベンジをとサリドとの再戦を望んでいたロマチェンコ。しかし、交渉は不調に終るばかりで、なかなか実現には至らない。そうしているうちにボクシング界のスターへと駆け上がり、もはやサリド戦どころではないのだろうか。本人はもうこの再戦に興味がないという。以下は26日に米国のボクシングサイト「ボクシングシーン・ドットコム」が掲載したロマチェンコのコメントだ。

 「サリドとの再戦には興味がないね。彼との交渉にはうんざりしているよ。別に負けたことを気にしてもいない。自分には確固とした実績があるし、いま再戦しても、むしろサリドの方にメリットがあるのではないかな。だから、現時点でこの再戦には興味がないんだよ」。

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2017年12月27日のニュース