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尚弥に挑戦のボワイヨ 美人妻同席で公開練習「彼と戦えるのは自分の価値を高める」

[ 2017年12月25日 21:46 ]

バネッサ夫人(左)とツーショットに収まるボワイヨ
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(30日、横浜文化体育館)で王者・井上尚弥(24=大橋)に挑戦する同級6位のヨアン・ボワイヨ(29=フランス)が25日、横浜市の大橋ジムで練習を公開した。米国人トレーナーらがビザの関係で来日が遅れており、23日にビジネスマネジャーを務めるバネッサ夫人(22)と2人だけで来日。美人妻は公開練習にも同席し、「彼は13歳からずっとボクシングをやってきた。情熱を支えていきたい」と愛情込めた視線を送った。

 大橋ジムの大橋秀行会長はクリスマスプレゼントとして、花とクッキーを贈った。「美男美女だね」と苦笑し、宿泊先のホテルで2人が一般客から俳優と女優のように見られていたと明かした。練習はシャドーボクシングとサンドバッグを軽く1ラウンドと、完全に見せるための練習。井上の父・真吾トレーナーは「背が高くほっそり。リーチが長そう。変則っぽい感じもする」と印象を口にし、「打ってくる距離だけインプットできれば」とポイントを挙げた。

 初来日のボワイヨは「コンディションは大変いい。そのために練習してきた。日本は食べ物もおいしいし、人々もクールで気に入った」とコメント。自身のスタイルや得意なパンチを問われると「試合の日に確かめてほしい。いずれ分かる」とはぐらかした。ボクシングで楽しいことを聞かれると「いろんな国で試合ができること。アウェーの方がリラックスできるので好き」と答えた。

 井上に関しては「カウンターが非常に優れている印象。偉大な王者だと思うし、彼の母国で戦えるのは光栄」と話したが、米リング誌が井上をパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じての最強ランキング)の7位に入れていることについては「それは良かったね。自分が勝てば世界的評価が高まる?そうなったら素晴らしいね」と無関心の様子。井上が世界ランカーから対戦を避けられる中、挑戦を受けた理由を「彼と戦えるのは自分の価値を高める」と答えたが、勝つ自信を問われると「完全な自信とは言わないが、チャンスはあると思う。リングを見てほしい」と控えめ?に話した。

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2017年12月25日のニュース