×

田口“ツヨカワ”より“謙虚な王者” 新愛称で統一王座&V7だ

[ 2017年12月22日 05:30 ]

WBA&IBF世界ライトフライ級王座統一戦   WBA王者・田口良一≪12回戦≫IBF王者ミラン・メリンド ( 2017年12月31日    大田区総合体育館 )

公開練習でミットにパンチを叩き込む田口(右)
Photo By スポニチ

 世界ライトフライ級王座統一戦&7度目の防衛戦に臨むWBA王者・田口良一が、都内のジムで練習を公開した。日本人では井岡一翔以来2人目となる統一王者へ向け、「HUMILITY KING(謙虚な王者)」と文字を縫い込んだシューズで出陣。従来の「ツヨカワイイ」に代わるニックネームとし、一流王者への道を歩む。

 国内では3例目の統一戦、初の大みそかのメイン、中継もテレビ東京からTBSへ。6度防衛しても知名度が上がらなかった田口にとって、絶好のアピールチャンスだ。「トリを務める以上は皆さんに喜んでほしい。KOなら盛り上がる。しっかり勝って統一王者になる」と意気込んだ。

 公開練習では試合用シューズを披露。田口が好きな青色で、サイドには「HUMILITY KING」と縫い込んだ。「31歳なのでもういいかな」と苦笑する「ツヨカワ」は“卒業”し、新しいニックネームとしたい意向だ。「自分で謙虚と言うと変だけど、人から言ってもらえるならうれしい」。最初に師事した洪東植(ホン・ドンシク)トレーナーに「ボクサーは自己管理、プロ意識、謙遜」と教わったとおり、真面目に謙虚にボクシングを追求してきた。全国に名前を売るならこれほどふさわしいニックネームはない。

 入場曲は「THE FINAL COUNTDOWN」に変更。元WBA世界フライ級王者・坂田健史の試合で聴き「王者になったら流したい」と希望していたものを選んだ。ディフェンスを磨き、フィジカルトレを増やすなどメリンド対策もバッチリ。主要4団体に王者がいる現状で、「誰が強いのか分かりにくいけど、勝てば強さが証明される」と大一番をにらんだ。

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月22日のニュース