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亀田興毅氏 半世紀ぶり元旦興行に期待「ボクシングを変えていきたい」

[ 2017年12月8日 14:31 ]

元日興行を発表した(前左列から)神田桃子、ジョー・ブログ、(後列左から)矢吹純、亀田興毅トレーナー、亀田京之介、金平桂一郎会長 
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 ボクシングの協栄ジムは8日に都内で会見を開き、来年元日に東京・ディファ有明で主催興行を開催すると発表した。興行は午後1時開始で、AbemaTVが生放送する予定。同ジム所属の日本女子ミニフライ級王者・矢吹純(26)、勝又ジムから移籍した元東洋太平洋女子アトム級王者・神田桃子(31)らが出場する。

 プロデビューから9戦全勝(4KO)の矢吹は先月20日、現役女子高生ボクサーの小村颯香(20=グリーンツダ)に王座決定戦で3―0判定勝ちし、日本女子ミニフライ級の初代王者となったばかり。約40日での試合となるが、「短い期間での体の仕上げ方の練習を兼ねた試合になる」と元日興行への出場を決意。「内容の濃い試合をして、もう少し女子ボクシングも注目してもらえれば」と抱負を述べた。

 一方、プロ20戦で9勝(3KO)9敗2分けの神田は2016年3月、秋田屋まさえ(39=ワイルドビート)に判定負けし、東洋太平洋女子アトム級王座から陥落して以来1年9カ月ぶりの移籍初戦となる。移籍のために必要な経費を捻出するため週に1回、銀座でホステスを務めていることを明かしたが「お酒は1滴も飲んでません」ときっぱり。「今までとは違うボクシングスタイルにチャレンジしているところを見てほしい。おめでたい日に試合ができるし、いい1年をスタートさせたい」と再起を誓った。

 元3階級制覇王者の亀田興毅トレーナー(31)は元日興行の意義について「ボクシングをもっとメジャースポーツにするため、これまで4回戦や下のクラスに全く日が当たらなかったのを、ちょっとずつ変えていきたい」と説明。「元日の興行は50何年ぶりと聞いている。プロレス、キックボクシング、マラソンとかは昔から元日にやっている。ボクシングもこれからできればいい」と今後の盛り上がりに期待した。

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