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岩佐 念願のフェラーリゲット!「現実的じゃなさすぎる」も王者の自覚

[ 2017年9月18日 17:50 ]

さっそくフェラーリに乗って満足そうな岩佐
Photo By スポニチ

 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級新王者・岩佐亮佑(27=セレス)が念願のフェラーリを手に入れた。

 カーパーツブランド「LYZER」を展開し、5年前から岩佐のスポンサーを務める「(株)ワールドウイング」から世界王座奪取のご褒美として贈られた白の「458スパイダー」が18日、千葉・柏市内で納車された。13日に前王者・小国以載(29=角海老宝石)に6回TKO勝ちし、2度目の世界挑戦をモノにした岩佐は約3000万円の高級車のシートに座り、エンジンをかけて満足そうな表情。「これが俺のものになるなんて現実的じゃなさすぎる」と世界王者よりも実感が沸かない様子だったが、「プレッシャーが凄いですね。オーナーとして維持していくのが大変。ヘラヘラしていられない。あとは頑張るだけです」と表情を引き締めた。

 フェラーリのプレゼントは「(株)ワールドウイング」の中川貴行社長が酒席で岩佐に約束したもの。「車はモチベーション。一番好きなもので憧れ」というカーマニアの岩佐は「キツい時は“フェラーリ、フェラーリ”と言いながら練習していた。試合中も、5回に押された時は“フェラーリを取れなくなるぞ”と自分に言い聞かせた」と明かした。車両保険込みで年約100万円の保険費用がかかるそうで、維持するには王座防衛を続けることが必要。現在は家賃月6万円のマンション住まいで「家賃を下げないと。アパートへ引っ越そうかな」と苦笑したが、「維持していくことも1つのモチベーションとして頑張る。世界王者とフェラーリに乗るという2つの夢がかなったので」と誓いを新たにした。

 小国戦で痛めた左手親指はまだ腫れているが、来月から練習を再開する予定という。フェラーリで「海岸を走ってみたい」と話した岩佐は「小国さんから奪ったベルトを必死で守り続けます。自腹で1台買えるぐらいの選手になりたい」と次の夢を設定した。

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