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亀田和毅 世界前哨戦KO宣言!「めちゃくちゃ強い」スパー相手は太鼓判

[ 2017年6月16日 13:55 ]

4ラウンドの公開スパーリングを行った亀田和毅(右)
Photo By スポニチ

 ボクシング亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が16日、東京都新宿区の協栄ジムで公開スパーリングを行った。7月10日の56・0キロ契約10回戦(東京・後楽園ホール)で戦うイバン・モラレス(25=メキシコ)対策として同じサウスポーのフェザー級4回戦選手、佐々木蓮(22=ワタナベ)と4ラウンドを実施。ガードの真ん中を突き破る右ストレートや、絶妙なショートカウンターを再三ヒットさせる一方、頭をつけての接近戦で左ボディー主体のコンビネーション、左アッパーのダブルを披露するなど力強さもアピールした。

 左ボディーを意識して練習しているという亀田和は「ちょっとずつ上がっているが、やることはまだいっぱいある」と貪欲に話し、「仕上がりをパーセンテージで示すと?」の問いには「俺のパーセンテージは高いからね。10を超えたぐらいかな」と答えた。新人王にエントリーしている2戦2勝2KOの佐々木は亀田和とは2度目のスパーで、「めちゃくちゃ強かった。リターンが強くて何もできなかった。スピードが全然違う。右ボディーと左フックが効いて、左フックは見えなかった」と苦笑いした。

 モラレスは元4階級制覇王者エリックを長男とする3兄弟の三男で、世界挑戦経験もある元WBCインターナショナル・スーパーフライ級王者。亀田和毅はサウスポーとの対戦は久しぶりとあって、世界挑戦が決まっている岩佐亮佑(セレス)や昨年世界挑戦した和気慎吾(FLARE山上)ら国内トップレベルのサウスポーと週3回、スパーを積んでいるという。通常は試合前に40〜50ラウンドのスパーをこなすが、「今までで一番多いかも。今回は倍以上やっている。いろいろなサウスポーとやって、それぞれスタイルも違うし勉強になっている」と話した。スーパーバンタム級でWBA3位、WBC12位、IBF5位、WBO8位につけており、陣営は今回の試合を世界前哨戦と位置づける。3月の国内復帰戦は完勝しながらも逃げる相手をKOできなかっただけに、「前回の課題を今回は出したい。世界戦は内容次第。1回も倒れたことがない相手というので、意地でも倒しきる」とKOを宣言した。

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2017年6月16日のニュース