村田の世界獲りに太鼓判！スパー相手の“仮想エンダム”「絶対勝てる」

ＷＢＡ世界ミドル級王座決定戦   同級１位　アッサン・エンダム《１２回戦》　同級２位　村田諒太 （ 2017年5月20日    有明コロシアム ）

「仮想エンダム」のスパーリングパートナー、デイ（右）に左を伸ばす村田諒太
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　村田諒太のミドル級世界王座獲りに“仮想エンダム”が太鼓判だ。前週来日したスパーリングパートナーのパトリック・デイ（２４＝米国）が２４日の練習後、「エンダムには絶対勝てる。村田は攻撃もディフェンスも全てがいい」と断言した。

　１３勝（６ＫＯ）２敗１分けのデイは世界ランクにこそ入っていないが、前ＩＢＦ王者レミュー（カナダ）や前ＷＢＡ王者ジェイコブス（米国）らとスパーを重ねた“世界を知る男”。１５年にはレミューのパートナーを務め、対戦相手だったエンダムに近い動きを見せてＩＢＦ王座獲得に貢献した。「村田はレミューやジェイコブス以上の選手。無駄な動きが少なくてパンチが的確。どんな距離でも戦える」と評した上で「エンダムは動きが速いからボディーが鍵となる。ボディーで動きを止めて上を打てばＫＯできる」とエールを送った。

　村田は「リップサービスでしょう」と苦笑したが、英語で「レミューやジェイコブスとのスパーの様子を聞いている」と情報収集に抜かりはない。この日はデイと３ラウンドのスパーを行い「パンチに力が乗っていた。先週よりも良かったかな」と笑顔をのぞかせた。