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山中慎介 MVPに左拳突き上げガッツポーズ「素直にうれしい」

[ 2017年2月10日 14:21 ]

最優秀選手賞を受賞した山中
Photo By スポニチ

 プロボクシングの年間表彰式が10日、東京ドームで開かれ、2016年度の最優秀選手(MVP)にWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)が選ばれた。山中のMVP受賞は3年ぶり2度目。昨年9月16日にアンセルモ・モレノ(パナマ)との再戦に7回TKO勝ちした11度目の防衛戦が年間最高試合を受賞したほか、3年ぶり3度目となるKO賞にも輝き、“3冠”を達成した。

 山中はMVPが発表されると、左拳を突き上げてガッツポーズ。事前に賞が発表されていた昨年までと異なり、今回から受賞が当日発表に変更されたため「当日まで何を受賞するか分からなかったので、ああいうポーズになった。選んでいただき本当にうれしい。皆さんに評価されるのは素直にうれしい」と話した。モレノ戦はダウンの応酬という展開だっただけに「面白いという意味での受賞かなと思う。本来なら圧勝でMVPをもらえるような試合がしたい」と本音を口にした。

 3月2日に東京・両国国技館でカルロス・カールソン(メキシコ)を相手に12度目の防衛戦を行う。受賞の喜びに浸っているヒマはなく、「気持ちを切り替えて3月2日のために練習をして、また喜んでもらえる試合をしたい」と表情を引き締めた。喜んでもらえる試合について問われると「2―1の判定じゃないですか」と答えて笑わせたあと、「KOで終わらせられるように頑張る」と意気込んだ。

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2017年2月10日のニュース