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村田 世界前哨戦へ練習公開、4戦連続KO意欲「プレッシャーかける」

[ 2016年12月21日 15:29 ]

スパーリングパートナーをロープ際に追い詰める村田
Photo By スポニチ

 ボクシングの12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBO同級3位の村田諒太(30=帝拳、11戦全勝8KO)が21日、東京都新宿区の帝拳ジムで、30日のプロ12戦目(東京・有明コロシアム)へ向けた練習を公開した。WBC地域王者の経験があるブルーノ・サンドバル(25=メキシコ、21戦19勝15KO1敗1分け)を相手に、「世界前哨戦」として10回戦を戦う。この日はメキシコ人パートナーを相手に2ラウンドのスパーリングを行ったほか、ミット打ちなどで汗を流した。

 スパーでは相手にプレッシャーをかけてロープ際に追い込み、右ストレートを打ち込んだほか、左フックを返す場面も多く見られた。練習前の会見で「あまり力まずにパンチが生きる距離を大事にしたい」と話していた村田は、「全体的には良かったが、距離を詰めすぎてしまった。1ラウンド目は相手が打ってくるのに打ち返す体勢をつくってなかった」と反省。「試合までもう1、2回スパーがあるので確認したい」と話した。

 今年は全て海外のリングにたち、3戦3勝3KO。久しぶりの日本の試合で「いいところを見せたいという気持ちが、どこかしらにある」と明かす。試合直前はホテルに宿泊するが、この日も練習前に長男を保育園に送るなど日常生活とボクシングを並行する生活だ。それでも、早ければ来春にも予定する世界挑戦へ勝ち方も問われる一戦だけに「相手は序盤が強いと思うけど、後手に回らず最初からプレッシャーをかけて打ちにいって、結果、途中で終わらせられれば」と4戦連続KOでの1年を締めくくることを見据えた。

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2016年12月21日のニュース