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ワタナベジム会長が講演会「日本で一番大きなジムになった」ワケ

[ 2016年10月18日 17:18 ]

Yシャツ姿でミット打ち体験の相手を務めた田口 
Photo By スポニチ

 ボクシングのワタナベジムの渡辺均会長(66)が18日、東京都品川区の区立中小企業センターで「トップアスリートを育てる秘訣」と題した講演会(品川・荏原青色申告会、品川区共催)を開いた。

 栃木から上京して五反田にワタナベジムを開いた際は有力選手やスポンサーもいない状態だったが、他のジムが閉まっている時間帯や日曜日に営業するなどの企業努力を重ね、女性も気軽に入門できる雰囲気づくりを心がけた結果、「日本で一番大きなジムになった」と説明。「世界王者を毎年1人、あと10人ぐらいはつくりたい」と今後の目標を語った。

 講演会にはWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(29)や元日本スーパーバンタム級王者の福原力也(37)も出席。田口は渡辺会長とともに出席者のミット打ち体験の相手を務め、福原はボクシングフィットネストレーニング体験の講師を務めた。田口は大みそかに上位ランカーと5度目の防衛戦を予定。前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36)の再起戦とダブル世界戦となる見込みで、「内山さんの復帰は素直にうれしい。どんな相手が来ても万全の状態を整えて必ず勝ちます」と誓った。

 また、福原は12月19日にフィリピン人選手を相手に引退試合を行うことを公表した。ここ数年は日常生活にも支障が出るほどの関節痛などに悩まされており、3月に日本フェザー級王者・細野悟(大橋)に敗れたのを機に引退を決意したという。「ケガを克服できず、物理的に無理だと思った。悔しいけど現実を受け入れる」と話した。

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2016年10月18日のニュース