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五輪ボクシングで賭け行為 IOC、3選手に厳重注意

[ 2016年9月28日 23:35 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は28日、リオデジャネイロ五輪のボクシングで賭け行為をしたとして、男子バンタム級のマイケル・コンラン、ウエルター級のスティーブ・ドネリー(ともにアイルランド)とミドル級のアントニー・ファウラー(英国)の3選手に厳重注意処分を科したと発表した。いずれも八百長はなかったとした。

 3選手は2020年東京五輪に出場するためにはIOCの教育プログラムの履修を義務付けられる。

 ドネリー選手は自身の試合で相手の勝利に賭けたが、自分が勝ち、「賭けは試合に負けた時の埋め合わせと考えていた」と説明したため、IOC規律委員会で「八百長の意図はなかった」と判断された。残る2選手は自分の試合には賭けなかった。

 IOCは昨年12月、スポーツの不正な賭けに絡んだ八百長対策で初めて永久失格から警告まで処分の範囲を決めた規定を公表し、リオ五輪から適用した。アイルランドと英国の国内オリンピック委員会(NOC)も注意処分を受けた。(共同)

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2016年9月28日のニュース