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アルバレス 9回TKOでWBOも獲得!スミスを3度倒す圧勝

[ 2016年9月18日 15:36 ]

スミス(左)に右アッパーを繰り出すアルバレス (AP)

 プロボクシングのWBO世界スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦は17日、米国のテキサス州で行われ、挑戦者でWBA、WBC同級元王者のサウル・アルバレス(26=メキシコ)が王者のリアム・スミス(28=英国)を9回TKOで下し、新王者に就いた。

 試合は開始からアルバレスのペースで中盤に突入。両者の力の差が明らかになったのは7回からだった。この回にアルバレスは右フックでスミスからダウンを奪うと、続く8回にはカウンター気味の左ボディーで再びスミスにカウントを聞かせた。9回も再度、メキシコ人の強烈な左ボディーがヒット。英国人は苦悶の表情でキャンバスへ崩れ落ち、レフェリーは試合終了を宣告した。

 これで、アルバレスはWBA、WBCに次いで、WBOのスーパーウエルター級タイトルも獲得。戦績は50戦48勝(34KO)1敗1分けとなった。ファンはゴロフキンとのスーパーファイトを望むが、本人もそれは同様。「俺は誰も恐れない。何度か(ゴロフキン陣営に)対戦のオファーを出したが、断られたよ」と試合後に語った。

 一方、3度目の防衛に失敗したスミスは25戦23勝(13KO)1敗1分け。自身初の米国での試合でキャリア初黒星を喫した。これについて敗者は「もう少し時間があれば、質の高い選手を相手に米国のリングで経験を積みたかった」とコメント。「失望しているよ。アルバレスは素晴らしかったが、自分にとっては彼と戦うタイミングが悪かった」と続け、肩を落とした。

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