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長谷川 現役続行は明言せずも山中との“タッグ再結成”に意欲

[ 2016年9月18日 05:30 ]

ポーズをきめる山中慎介(左)と長谷川穂積

 ボクシングのダブル世界戦で日本人4人目の3階級制覇を達成したWBC世界スーパーバンタム級王者・長谷川穂積(35=真正)と、歴代2位に並ぶ11度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・山中慎介(33=帝拳)が一夜明けた17日、大阪市内で会見した。

 5年5カ月ぶりに世界王者に復帰した長谷川は注目の去就について「ダメージもあるので、しばらくゆっくりする。やりたいと思ったらやる」と現役続行を明言しなかった。ただし、今回は山中と合同走り込みキャンプを行い、ともにKO勝ちしたとあって「また試合をすることがあれば一緒に練習させてもらえるとうれしい」と“タッグ再結成”には意欲十分。具志堅用高が持つ防衛13回の日本記録にあと2つと迫った山中へ「15度防衛とか、誰も破れない記録を目指してほしい。勝ち続けて、きれいなままボクシング人生を終えてほしい」とエールを送った。

 一方、指名挑戦者モレノ(パナマ)との再戦に7回TKO勝ちした山中は「最高。つらい思いをしてもこれがあるからボクシングはたまらない」と笑顔。長谷川に対しては「最後は打ち合ったけど、(相手の強打をかわしていた)9回までの戦い方をこれからもしてほしい」と体をいたわった。もっとも、自身の防衛記録には興味を示さず「それよりも違うベルトが欲しい」とIBF王者ハスキンス(英国)やWBAスーパー王者ウォーレン(米国)との統一戦を熱望した。

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2016年9月18日のニュース