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田口 調整に自信「世界戦では割といい方」

[ 2016年8月29日 16:08 ]

「相手の宮崎選手に何か挑発的な言葉を」と無茶振りされた王者・田口良一は「えっ敬語抜きでですか?」と思案顔

 ボクシングのダブル世界戦(31日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が29日、東京と大阪に分かれて行われ、4選手とも異常なしと診断された。WBA世界ライトフライ級タイトルマッチは4度目の防衛戦に臨む王者・田口良一(29=ワタナベ)が身長1メートル67・7、リーチ1メートル72・5。2階級制覇を狙う同級1位の挑戦者・宮崎亮(28=井岡)は1メートル56・4、1メートル59・0で、身長で11・3センチ、リーチは13・5センチも上回った。

 これまでコンディションづくりが課題だった田口は「やるべきことはやった。あとは試合で自分の実力を出せればいい。コンディショニングはうまくいったと思う。世界戦では割といい方」と調整に自信を示した。身長とリーチで圧倒的優位に立つが「宮崎さんはスピードが速いのでリーチ差は関係なくなるのでは。自分も極力(差を)有効に使いたいな」と話した。宮崎が勝ったら仮面ライダーのポーズをすると聞かされると「宮崎さんにとって仮面ライダーが憧れだったんでしょうけど、自分はそういうの特にないので」とお得意の“スルー”をしつつも、「自分は(孫)悟空で」と返す余裕も見せた。

 ジムの大先輩、前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)不在の興行でメインを務める。内山はテレビのゲスト解説で当日来場するが、「内山さんのように一発で倒せるのは凄く魅力。軽量級では難しいかもしれないけど、見習いたい。ガチガチの試合になると思うけど、望むところ」とKO防衛を期していた。

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2016年8月29日のニュース