ＷＢＡフェザー級　フランプトンが２階級制覇！サンタクルスとの接戦制す

カール・フランプトン　（ＡＰ）

　プロボクシングのＷＢＡ世界フェザー級タイトルマッチ１２回戦が３０日、米国のニューヨーク州で行われ、カール・フランプトン（２９＝英国）が王者のレオ・サンタクルス（２７＝メキシコ）を２―０のマジョリティー判定で下し、スーパーバンタム級に続き２階級制覇を達成した。スコアは１１７―１１１、１１６―１１２、１１４―１１４。

　接戦をものにしたフランプトンの戦績はこれで２３戦全勝１４ＫＯ。試合後は喜びを爆発させ、「世界チャンピオンになることが自分の夢だったが、２階級制覇できるとは思わなかった」とコメント。「タフだったよ。人々の記憶に残る試合をしたかったからそうなることを望んでいたんだ」と続けた。

　一方、２度目の防衛に失敗したサンタクルスはキャリア初黒星となり、戦績は３４戦３２勝（１８ＫＯ）１敗１分。会場は北アイルランド出身の選手として史上初の２階級制覇を見ようと、フランプトンを応援するファンがほとんどだったが、惜敗を喫したメキシコ人は「ジャッジはファンの歓声が耳に入り、（本来は有効打にならない）小さいパンチまでスコアに反映させてしまったのかもしれない」と悔しさをにじませていた。