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王者・伊藤雅雪 V2戦圧勝で世界挑戦へ!「早い段階で倒す」

[ 2016年7月27日 14:58 ]

2度目の防衛戦に挑む伊藤(右)と挑戦者のサンチェス

 ボクシングの東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(28日、東京・後楽園ホール)の前日計量が27日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、2度目の防衛戦を迎える王者・伊藤雅雪(伴流)はリミットいっぱいの58・9キロで一発パスした。挑戦者アーニー・サンチェス(フィリピン)は計量30分前の時点で700グラムオーバー。縄跳びで体重を落とし、本計量では50グラムオーバー、40分後の再計量をリミットちょうどでクリアした。

 伊藤は昨年12月の初防衛戦前に右手首のじん帯を痛めた影響で、これが7カ月ぶりの試合。「けっこう治りにくい場所で3回ぐらい痛みがぶり返して(復帰まで)時間がかかった」という。右手が使えない期間は左手を強化し、食事も左手だけで摂った結果、「左が器用になってパワーもついた。僕の中ではポジティブにとらえている」と話した。

 サンチェスは海外経験や強豪との対戦がが豊富とあり、「レベルは低くないし、そのあたりは警戒している。世界レベルを見せるにはちょうどいい」と伊藤。「そろそろ勝ち方が問われてくると思う。スリリングな試合を心がけて早い段階で倒せるようにしたい。世界が近づいてきているのも分かるし、このまま東洋(王座)を守っていく気なんかない」と圧勝を誓った。

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2016年7月27日のニュース