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村田前座で明暗…村重KO勝ち “珍名”ジャンボ…はTKO負け

[ 2016年5月15日 05:30 ]

73・4キロ契約10回戦 ○村田諒太 4回2分50秒TKO ●フェリペ・サントス・ペドロソ

(5月14日 香港コンベンション&エキシビション・センター)
 14日に香港コンベンション&エキジビション・センターで行われたボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(30=帝拳)のプロ10戦目で、前座の日本人が明暗を分けた。

 12年東日本ライト級新人王のジェームス村重(KG大和)はジュナ・アダンテ(フィリピン)に5回1分54秒TKO勝ち。トランクスの前部に旭日旗、後部に星条旗をあしらったトランクスで登場し、相手の大きなパンチを被弾する場面もあったものの、ボディーを有効に決めて粘り勝ち。2年ぶりのリング復帰を白星で飾り、試合後は会場からの大歓声に「サンキュー!」と絶叫して応えた。

 一方、珍名ボクサーとして有名な13年全日本スーパーライト級新人王のジャンボ織田信長書店ペタジーニ(六島)は、ジェイ・ソルミアノ(フィリピン)に2回TKO負け。コーナーに追い詰められて相手の猛攻を防げず、1年ぶりの試合で無念のレフェリーストップとなった。

 また、地元の英雄でWBA世界スーパーフライ級10位のレックス・ツォー(中国)は世界挑戦の経験もあるベ・ヤンキル(韓国)に4回TKO勝ち。同級の地域タイトル、WBOアジアパシフィック王座とWBCアジア王座の防衛に成功し、プロデビューから19連勝(12KO)とした。試合後は「世界挑戦の準備はできている」と話したが、かつて挑戦を希望していたWBA王者・河野公平(ワタナベ)については触れなかった。

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2016年5月15日のニュース