ゴロフキン 史上2位の世界戦16連続KO!ロマゴンも元アマ王者圧倒
プロボクシングの統一世界ミドル級タイトルマッチ12回戦が23日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、WBAスーパー・IBF・WBC暫定王者ゲンナジー・ゴロフキン(34=カザフスタン)が挑戦者のドミニク・ウェイド(26=米国)を2回KOで下し、同タイトルの防衛に成功した。
ゴロフキンはこれで22戦連続でのKO勝利。WBAのタイトルに関しては、2010年12月の初防衛戦から16戦連続でKO決着を見ているが、これは世界戦史上2位の記録となった。戦績は35戦全勝32KO。
格下のウェイドを難なく退けたゴロフキンは「最高の気分だね。俺は逃げも隠れもしないよ。ベルトをよこせ。さあ、試合しようぜ」と試合後に挑発コメント。その相手はWBCの正規王者であるサウル・アルバレス(25=メキシコ)だ。
同興行のセミメーンではWBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦が行われ、王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア)が同級9位の挑戦者マクウィリアムス・アローヨ(30=プエルトリコ)を3―0の判定で退け、4度目の防衛に成功。判定は120―108のフルマークが1人、他の2人のジャッジもともに119―109としており、ゴンサレスの圧勝だった。
パウンド・フォー・パウンド(全階級を通して最強チャンピオン)との呼び声も高いゴンサレスは、それでも戦いを終え、「簡単な試合ではなかった」とコメント。「カウンターを打ち込もうとしたが、アローヨの動きが早くてかわされてしまった」と元アマチュア世界王者の技術の高さを称えていた。スーパーフライ級への転級前に、あと1試合を予定しているというニカラグア人の戦績はこれで45戦全勝38KO。
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