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UFC197 ジョーンズが暫定王者就くも「ニセのベルトいらない」

[ 2016年4月24日 16:38 ]

ライトヘビー級暫定王座に就いたジョン・ジョンソン (AP)

 総合格闘技のUFC197が23日、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われ、メーンイベントのライトヘビー級暫定王座決定戦(5回戦)は16カ月ぶりにオクタゴンへと戻ってきた同級1位のジョン・ジョーンズ(28=米国)が同級6位のオヴィンス・サンプルー(33=米国)を3―0の判定で下し、暫定王座に就くとともに復帰戦を飾った。

 これで、ジョーンズの総合格闘技での戦績は23戦22勝1敗。正規王者を経験している同選手は試合後に暫定王者のベルトを腰に巻くことを拒否。「こんなニセのベルトは欲しくない。俺は本物のベルトを取り戻したいんだ」と正規王者復帰に意欲を見せていた。

 同興行のセミメーンではフライ級タイトルマッチ(5回戦)が行われ、王者のデメトリウス・ジョンソン(29=米国)が同級2位の挑戦者ヘンリー・セフード(29=米国)を初回KOで下した。ジョンソンは8度目の防衛に成功してUFC10連勝。総合格闘技での戦績はこれで27戦24勝2敗1分となった。

 UFC最軽量のクラスで長期政権を続けるジョンソンは、試合開始から北京五輪のレスリング競技で金メダルを獲得したセフードに膝蹴りを連打。深刻なダメージを負ったセフードからテイクダウンを奪うと右のパンチを数発振り下ろしてストップを呼び込んだ。「ここに来て、ただ戦うだけだった。作戦なんかなかったよ」と王者は早い試合を振り返っていた。

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