×

王者・細野、福原との3度目対決へ「スッキリ勝ちたい」

[ 2016年3月27日 14:47 ]

28日の日本フェザー級タイトルマッチで3度目の対決をする王者・細野(左)と挑戦者・福原

 ボクシングの日本フェザー級タイトルマッチ(28日、東京・後楽園ホール)の前日計量が27日、東京都文京区の日本ボクシングコミッションで行われ、王者・細野悟(32=大橋)、挑戦者の同級1位・福原力也(37=ワタナベ)ともにリミットいっぱいの57・1キロで一発パスした。両者は過去2度対戦しており、12年10月は7回TKOで、15年3月は判定で、いずれも細野が勝利。細野は6度目の防衛戦、福原は日本スーパーバンタム級王座に続き2階級制覇を狙う。

 過去3度の世界挑戦に失敗している細野は、4度目の防衛に成功した昨年12月29日の下田昭文(帝拳)戦まで4戦連続判定決着。「今回は減量がいつもより楽だった。最近では一番調子が良い」とコンディションに自信を示し、3度目の対決へ向け「1回目は倒せて、2回目は判定で内容も良いものじゃなかった。次はスッキリ勝ちたい。前回よりもプレッシャーをかけて倒しにいく」と意気込んだ。

 一方の福原は「過去2試合とも良い結果じゃなかったので、今回は違う結果にになればいい」と雪辱を宣言。細野に似た、パワーでプレッシャーをかけてくる相手とスパーリングを消化してきており、「細野をリスペクトしているし、強さは痛感しているけどそれに勝てるよう頑張ってきた。自分が苦手だった分野を打破できれば、人生も変わる」と決意を口にした。

 また、前座ではWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)と東洋太平洋同級王者・井上拓真(同)のいとこ、井上浩樹(23=同)がプロ2戦目となる6回戦でサラタン・シットプラカイファー(タイ)と対戦する。昨年12月のデビュー戦に初回KO勝ちした井上浩は「前回は硬くて勝負を急いでいるところがあったので、もっと余裕を持ってプロのリングを楽しみたい」と抱負。後楽園ホール初登場にあたり、入場曲をデビュー戦の浜田省吾からお気に入りのアニメ「ラブライブ!」の曲に変えたそうで、「テンションが上がる。お客さんの反応が楽しみ」と笑った。

続きを表示

2016年3月27日のニュース