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和気、セコンドに鶴太郎!鬼塚&畑山を見届けた男から王者パワー

[ 2016年2月5日 05:30 ]

古口会長(左)のミットにパンチを浴びせる和気(右)。中央はセコンドの片岡鶴太郎

 今夏にも世界挑戦するボクシングのIBF世界スーパーバンタム級1位・和気慎吾(28=古口)のセコンドに俳優、画家の片岡鶴太郎(61)が就くことが決まった。17日に後楽園ホールで行われる世界前哨戦、ワルド・サブ(インドネシア)とのノンタイトル10回戦からセコンドに入る。

 元WBA世界スーパーフライ級王者・鬼塚勝也と元2階級制覇王者・畑山隆則のセコンドも務めた片岡がコーナーに入るのは01年2月以来15年ぶり。かつて鬼塚のトレーナーだった古口哲会長から打診されたもので「世界挑戦が具体的になって機運も高まった」と快諾した。会食などで親交のある和気を今後は練習から支えるが「試合では会長と選手の間に入り、冷静にアドバイスを送ることになる」と役割を説明した。

 片岡は“リーゼントボクサー”として知られる和気を「華がある。世界王者の器と思っている」と表現し、「過去に2人の世界王者誕生に立ち会った。二度あることは三度ある」と太鼓判。鬼塚氏がセコンド陣に加わる計画もあり、和気も「心強い。最高のパフォーマンスで臨めば負けることはない」と自信を示した。

 ☆鬼塚勝也 88年4月にプロデビューし、2戦目から片岡がセコンドに就く。92年4月にWBA世界スーパーフライ級王座を獲得。94年9月に9回TKO負けでプロ初黒星を喫し、6度目の防衛に失敗。翌日に網膜剥離による引退を発表した。

 ☆畑山隆則 93年6月にプロデビュー。94年2月の全日本新人王獲得後から片岡がセコンド。98年9月にWBAスーパーフェザー級(防衛1)、00年6月に同ライト級王座(防衛2)を獲得して2階級制覇。01年7月に陥落、02年1月に引退。

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2016年2月5日のニュース