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江藤 世界王者へ!“マトリックス”トレで動体視力鍛える

[ 2015年11月21日 05:30 ]

「シャッターゴーグル」を使ってトレーニングする江藤

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 同級2位・江藤光喜―王者カルロス・クアドラス

(11月28日 ゼビオアリーナ仙台)
 挑戦者の江藤がビジョントレーニングで“2階級制覇”を目指す。都内のジムで練習を公開し、レンズ部分が明滅して見えにくくなるサングラス「シャッターゴーグル」をつけて、投げられたボールを追うトレーニングを披露。プロ野球の巨人や広島も導入した器具で、夏前から動体視力を鍛えていることを明かした。

 器具は江藤自身が購入し、ビジョントレに詳しい元WBA世界スーパーフライ級王者・飯田覚士氏の助言を受けて使用開始。視覚に負荷をかけることで眼筋を鍛える効果があるそうで、つけたままパンチをよける練習にも取り組んだ。野木丈司トレーナーは「最初は面白いようにフェイントに引っかかったが、今はよけられるようになった」と話し、江藤は「何よりも集中力が付く。動体視力も上がっていると思う」と手応えを口にした。

 1階級上げて減量苦から解放され、リミットの52・1キロまで2キロとあり「ビックリするほど体調がいい」。13年に獲得したWBAフライ級暫定王座は日本では認められておらず、具志堅用高会長に「ジム創設20年でまだ世界王者が出ていない」と言われた江藤は「ここで獲れば強さを証明できる」と語気を強めた。

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