モデルボクサー人母美、涙の初ベルト!「さらに上に行きたい」
東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦8回戦 〇高野人母美 判定 ノーンブア・ルークプライアリー●
(6月10日 後楽園ホール)
東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦で、モデルボクサー高野人母美(ともみ、27=協栄)がプロ9戦目で初のタイトルを獲得した。
進退を懸けて臨み、自身よりも顔1つ分身長の低いタイ人を相手に左ジャブを中心に攻め続けた。
最後まで決めきれなかったが相手のパンチを全く受けることなく、きれいな顔を保ったまま終了。リング上では「うれしい。こんな本当にいいかげんな私なのに」と涙。そして「梅干しが真ん中にある日の丸弁当みたいな枠にはまった人生は嫌だった」とモデルボクサーという変わった人生を歩む自分を独特の表現で褒め称えた。
次なる目標は一つだけだ。「ボクサーがなぜベルトを目指すのかが今回で分かった。さらに上に行きたくなった。私も世界に行きたい」。人生初めてのベルト獲得は高野にとって世界進出への始まりだ。
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